3日間、忙しくてホモ断ちを余儀なくされていました。
でも読む予定のホモ本が山積みになっているのは、見ていてちょっと幸せ♪
時間ができたらガツガツ読んでいきます。ええ、ブルトーザーのように!
今日のホモ
「骸谷温泉殺人事件」 五百香ノエル(絵・松本花) 新書館・ディアプラス文庫
宮古天音は、ジミーな作品を書いてるミステリー作家。
初ドラマのロケ地、六久路谷温泉に付いてきて浮名聖に会ってしまった。
浮名は売れっ子の同業者で、学生時代からの知り合い。
昔っから天音にだけ可愛げのない彼とは犬猿の仲。
妙な緊張感が漂う中で、殺人事件が!!
8月は待っていた新刊がいっぱい出るので御機嫌なのですが、その楽しみにしている新刊のシリーズ1冊目です。
タイトルだけ見ると本格派ミステリーのようですが、れっきとしたボーイズラブ小説です。
間違って買った人、憐れ!(笑)
このシリーズは、「骸谷温泉殺人事件」→「天秤座号殺人事件」→「死神山荘殺人事件」と続きます。
4冊目の「死ノ浜伝説殺人事件」は、今週末に発売予定です。はやくこいこい土曜日。
このシリーズを一言で紹介すると「火サス・ホモ」です。
殺人事件と銘打たれていますが、ミステリーというほどのトリックや謎解きはなく、ミステリー風ドラマと表現するのが一番近いかも。
ミステリー作家の宮古天音(受け)が、後輩作家である浮名聖(攻め)と殺人事件を解決していくストーリーです。
本格派ミステリー好きの人が読んだら怒るかもしれませんが、娯楽小説としては良くできていると思います。
二人のラブあり、お約束あり、殺人事件もありなので、まさしくホモ版「火曜サスペンス劇場」というかんじ。
是非とも「火サス」で取り上げて欲しい作品です。アイドルの入浴シーンもありますしね(笑)
視聴率がとれるかどうかはわかりませんが、火サスに新しい風が入るのは間違い無いでしょう。
五百香ノエルさんの作品は、あたりはずれが激しいので、作家としておすすめはしません。
男性向けエロより、もっと気持ち悪いエロエロ本もありますし。
そのエロ本は、あらすじを読んだだけで脱力してしまうので、すぐにわかります。
私は初期作品に好きなものが多いですが、初期作品群は底暗くって好き嫌いが分かれると思うので、未読の方にはまず「殺人事件」シリーズをおすすめします。
五百香さんは、ファンタジーあり、ミステリーあり、耽美系あり、ほのぼのあり、どエロあり、どのジャンルも書けるとても器用な作家です。