【ルビー文庫・角川書店】
80 秋月こお 「寒冷前線コンダクター」
81 尾鮭あさみ 「舞え水仙花」
82 尾鮭あさみ
「ミスティ・サークル」
83 ごとうしのぶ 「そして春風にささやいて」
84 崎谷はるひ
「ハチミツ浸透圧」
85 崎谷はるひ 「キスは大事にさりげなく」
86 須和雪里 「タブー」
87 須和雪里 「サミア」
88 須和雪里 「夢の宮 光の宮」
89 成宮ゆり 「野蛮な恋人」
90 野村史子 「レザナンス・コネクション」
91 野村史子 「テイク・ラブ」
92 原田千尋 「いつもキラキラしていた…」
93 三田菱子 「M この世で一番最後の夜」
94 三田菱子 「鼓ヶ淵」
95 湊川理絵
「春いちばん」
96 吉原理恵子 「銀のレクイエム」
97 吉原理恵子 「幼馴染み」
私の記憶が確かならば、はじめて文庫の形でホモ本が世に出たのは、三田菱子さんの「M この世で一番最後の夜」と、原田千尋さんの「いつもキラキラしていた…」の2冊。
これがBL文庫のはしり、BL文庫の祖なのではないかと思います。
当時は角川スニーカー文庫の一部でした。
後にホモ本だけを独立させたルビー文庫に発展していきます。
奥付は1990年7月になっていたので、それ以前のBL文庫を御存知の方は教えて下さい。
栗本薫さんが1982年に出した「真夜中の天使」は、一般書かな・・・と判断しました。
BLの匂いがしなかったので。
ルビー文庫は名作ザクザクです。 正確には、でした。
今読み直しても、須和雪里さんの作品には涙ぐみますし、尾鮭あさみさんの文章は鮮やかで、どれだけ月日が過ぎても、いい作品は色褪せないのだと思います。
最近のルビー文庫はあまり好みではないのですが、第6回ルビー小説大賞の奨励賞をもらった成宮さんは一作目が良かったので注目しています。
崎谷はるひさんの新刊「カラメル屈折率」もエロかわいくて萌えました。
「ハチミツ浸透圧」の続きです。
【ラヴァーズ文庫・竹書房】
98 夜光花 「灼熱を呼べ」
99 夜光花 「跪いて、永遠の愛を誓う。」
夜光花さんの作品はラヴァーズ文庫から出ているのが好きです。
ガッシュ文庫とキャラ文庫から出たのは今一つでした。
夜光花さんの描く受けは、心が不感症な人が多めな印象です。
なので、薄くヴェールがかかったように物語が進行していく感じがすることがあります。
もちろん身体は不感症ではありません。そんなのBLになりませんし!(笑)
不感症BL、あったら読んでみたいですけどね。
やってもやっても受けが無反応、うっわ、エロくなさそう。
【ラピス文庫・プランタン出版】
100 神谷凪 「DEEP BREATHING ― 深呼吸」
ラピス文庫で心からオススメできる一冊。
優等生の高校生と、ちょっと悪めの中学生が恋に落ちる話なのですが、初めての感情に戸惑い、青くて不器用なやりとりをする二人に萌えました。
この作品、大好きです。
100冊にお付き合いいただき、ありがとうございました!!
皆様のお好きな文庫は含まれていましたでしょうか?
「この文庫もいいですよ」というオススメ作品がありましたら、ぜひ教えて下さい。
今のうちに買い揃えて、赴任先に持って行きたいと思っています。